最近よく聞く「糖質制限」。
糖質制限と聞くと食べる事を我慢しなくちゃいけない、つらいものだと思ってませんか?
糖質制限をすることは、つらいこと以上にたくさんのメリットがあるので、お伝えしていこうと思います。
まず、糖質って何?
糖質とは炭水化物から食物繊維を除いたものになります。
主に主食やお菓子などに多く含まれる栄養素で、消化されるとブドウ糖になり、腸から血液に入り、全身の細胞のエネルギーとして使われます。
よく耳にする「血糖値」とは、血中に溶け込んだ糖の濃度のことで、糖質は血糖値を直接上げる唯一の栄養素になります。
生きていく上では必要な栄養素ですが、取りすぎると精神症状に影響したり、中性脂肪として蓄積されたりします。
ここで自分自身が糖質過多になっていないかチェックしてみましょう。
1.ジュースをよく飲む
2.お菓子や甘いものをよく食べる
3.パン、麺類をよく食べる
4.脂肪を取らない
5.肉はあまり食べない
6.運動習慣がない
7.食後はゆっくりくつろぐ
8.夕方に眠くなる
9.甘いものを食べるとほっとする
10.頭痛や動悸が甘いもので改善する
11.疲れやすい
12.睡眠が浅い
13.おなかがすくことが多い
14.夕方になるとコーヒーが欲しくなる
いくつあてはまりましたか?
6つ以上は黄色信号、8つ以上は赤信号です。
何も考えずに普通の食生活だと糖質過多になっている方が多いです。
血糖値が上がりすぎるとココロと体にさまざまな問題を引き起こします。
にもかかわらず、多くの人が無意識に血糖値を急上昇させているのです。
なぜなら、糖質はチョコやケーキなどの甘いお菓子だけでなく、パンや麺類、ごはん、いも、スナック菓子などにもたっぷりと含まれているからです。
糖質過多はなぜ問題なの?
〇血糖値が乱降下してしまう
糖質過多の第一の問題点は血糖調節障害を引き起こすことです。
血糖値が急上昇すると、その瞬間は幸せな気分になりますが、血糖値の急上昇による高血圧は血管を傷つけ、動脈硬化や認知症のリスクを高めることもあります。
血糖値が急上昇すると、血糖値を下げようと過剰にインスリンが分泌されます。
血糖値が急激に下がると、体はいきなりガス欠状態になります。
集中力がなくなり、やる気もなくなり、激しい眠気に襲われます。
そして再び甘いものが欲しくなり、糖質を食べてしまう悪循環に陥ってしまいます。
また、低血糖になったことを脳が察知すると、今度は血糖値を上昇させるホルモンが分泌されます。
なかでも注目すべきは「アドレナリン」と「コルチゾール」です。
アドレナリンは攻撃性、興奮、イライラ、怒りといった交感神経の緊張状態を引き起こします。
コルチゾールが大量に分泌され続けると、その分泌元である副腎が疲労し、コルチゾールの分泌能力が低下し、疲れやすい体になります。
血糖値を下げるインスリンも大量に分泌され続けると膵臓を疲弊させたり、肥満の原因になったりします。
〇腸内環境が悪化する
腸内の悪玉菌は糖質が大好物。
悪玉菌が増殖して善玉菌が減ると腸管に微細な穴が開き、有害物質が漏れ出したり、腸管に穴が開いて栄養や薬が吸収されにくくなってしまいます。
〇ビタミンB群が不足する
糖をエネルギーに変える際に大量のビタミンB群が使われてしまいます。
ビタミンB群は体内でエネルギーを産生するために必須の栄養素。
不足するとエネルギー不足に陥ってしまうのです。
まとめ
このように糖質過多になると、ココロとからだに様々な不調をもたらします。
糖質制限はダイエットに良いだけでなく、健康になるためにもとても大切です。
普段の食生活を少し見直してみて、糖質を減らしてみると「体が楽になった」「寝起きが良くなった」などの変化を感じるはずです。
みんなでココロと体を健康にしていきましょう!
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